■節目の大会で祈願碑が建った意義は。
「歴史的事実に対する反省を踏まえ、お互いに理解し合いながら共生していこうとの趣旨だ。これで日韓仏教のきずながますます強固になった。これからもっといろいろな方が仲間に入り、盛り上がるだろう。碑には日韓交流の先人を供養する意味も込められている。三十余年がたち、功労者の名前を刻んだ碑ができたのは大変ありがたい」
■碑文に「反省と懺悔」の言葉を盛り込むことに、内部で異論は?
「実はあった。しかし、二〇〇五年の第二十六回大会で宮林会長が過去への懺悔を明言している。それ以来、両国は打ち解け、胸襟を開いてやってきた。以前は少しよそよそしい感じが一部にあったものだが」
■碑文は後世まで残る。仏教界ではこれで歴史を清算したと?
「そうだ。お互いに和解している。今回、(旧日本軍慰安婦の女性たちが暮らす)『ナヌムの家』を訪ね、『あなた方を恨んでいない。戦争を恨んでいる』というお言葉を頂戴した。握手した九十歳すぎの方は日本語で『ありがとう』と。感激した。大会の成果をもとに未来志向で共同の行動を起こしていきたい」
■具体的には。
「日韓で仏教系のNGOがいろいろな活動をしている。そういうNGOの連合をつくりたい。東南アジアなどで貧困層に対する支援やエイズ、環境問題に取り組めれば。お互いに活動しているのにネットワークがなく、もったいない。協議会が橋渡しできると思う」