中外ウェブ 自費出版 <<ホーム>>
spacer.gif

来年、知多四国霊場開創200年   武豊で開白法要厳修

2007年11月3日

愛知県知多半島の知多四国霊場会(会長=長谷川実彰真言宗智山派大智院住職)は、霊場開創二百年を来年に控え「知多の響き・南無大師唱えてここに二百年」をキャッチフレーズに、一年間かけてさまざまな記念行事を計画、それらの開白法要を十月二十七日、武豊町の町民会館で厳修した。

知多四国霊場は、知多半島を弘法大師が東国巡錫の途上、大井聖崎に上陸した聖地とし、文化六年(一八〇九)に知多市妙楽寺(七十九番札所)の当時の住職・亮山阿闍梨が夢告によって、在家信者の岡戸半蔵、武田安兵衛の両人の協力を得て開いたのを始まりとしている。

同霊場は真言宗のみならず、天台宗や浄土宗など八宗十一派の寺院が参画。番外札所十ヵ寺も含め、九十八ヵ寺が霊場に名を連ね、四国霊場の移し霊場としては香川県の小豆島、福岡県の篠栗の霊場とともに、盛んに信者の巡礼が行なわれている。信者の自主的な信仰組織である講も組織され、約七十人の講元と呼ばれる世話人もおり、交通機関や観光業者などの協力もあって、年間約六万人の参詣者でにぎわっているという。

同日の法要は、向こう一年間の記念行事の開白法要として営まれ、約六百人の信者や関係者らが参加。ご詠歌が会場に流れる中、式衆らとともに入場した長谷川会長の導師により、理趣三昧の法要が営まれ、参加者全員で般若心経や光明真言を読誦した。

挨拶に立った長谷川会長は「霊場の九十八ヵ寺のみで維持できるものではなく、観光や交通、宗教関連などの業者の皆さん、宿泊施設や門前町の皆さんに支えられ、今日に至っている。百年後にまた記念できることを祈り、今ここに生きていることに感謝しながら、霊場の一層の興隆に努力したい」と述べた。

同霊場会では開創二百年を記念して、各寺院の大師堂に弘法大師との縁を結ぶ「善の綱」を設けるほか、来年一月一日から一年間、各札所オリジナルの記念宝印も用意。各札所で般若心経の一字をリレーで写経する「一字入魂・心経写経」の奉納も受け付ける。

また来年三月八日には半田市の常楽寺で慶讃大法要とご詠歌各流奉納大会、四月上旬には上陸地・聖崎の大師像のお身ぬぐい、六月十五日には知多市の大智院で誕生会・褒賞式、十月五日には半田市雁宿ホールで音楽コンサート「響けこころの曼荼羅」、十一月十四日には美浜町の野間大坊で結縁潅頂、同月二十三日には大智院で結願法要と先亡先師・先達追善法要を営むなどの行事を計画している。


11月3日のニュース

バックナンバーに戻る | ホーム |
中外日報のホームページに記載されている記事・写真の無断転載を禁じます。
著作権は『中外日報社』に帰属します。Copyright2007,Chugainippoh
このページの最終更新日 2007年11月02日