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高麗神社(高麗文康宮司、埼玉県日高市)で十月二十七日、「第一回巫女さん入門講座」が開催された。この日一日は、巫女として修行する体験講座で、雨で境内清掃は中止されたものの十三人の女性が着付けや神前奉仕の心得、作法を熱心に学んだ。
はじめに高麗宮司が「お宮に仕えること」と題して講話し、神前奉仕に求められる「清らか」「まこと」「神様を感じる心」の三点について解説した。同宮司は、本居宣長が著わした『古事記伝』から、「尋常ならずすぐれたる徳ありてかしこき物をかみとは云ふなり」を紹介して神と人との関係を説明。「人間は『かしこき物』に出会ったら、つつしむ動作を取った。『敬(つつし)む』は、自分を弱くして相手を上に見ること。これが祭りの精神」と語り、人が謙虚になり畏敬(いけい)の念を持つことが神様を感じることに通じると指摘した。
作法では「御神前」「正中」について説明を受けた後、出仕の新井聡氏を手本に姿勢・立ち方・坐り方・歩き方・拝礼作法から玉串の奉り方、大祓詞奏上に至るまで、本格的な指導が行なわれた。
参加者には修了証が授与され、橋本かおるさんは「神社は謎に包まれていた感じがしていたが、礼儀や作法が分かってとても勉強になりました」と感想を語った。
高麗宮司は「皆さん飲み込みが早くてびっくりしました」と言い、今後も定期的に開くという。