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正力松太郎賞決まる   本賞に栽松・熊谷・野坂三氏

2008年4月24日

仏教精神に基づいて青少幼年の善導育成などに尽力してきた個人・団体を対象とする(財)全国青少年教化協議会(中村康隆会長、渕英徳理事長)の「正力松太郎賞」の第三十二回受賞者がこのほど発表された。「本賞」は栽松完道臨済宗妙心寺派栽松寺住職(岐阜市)、熊谷靖彦浄土宗本應寺住職(佐賀県嬉野市)、野坂法行日蓮宗妙厳寺住職(千葉県大多喜町)の三人。新たに設けられた青年奨励賞は東京の光明寺仏教青年会(代表・松本圭介浄土真宗本願寺派光明寺執事)が選ばれた。

受賞者のうち栽松住職は五十五年の長きにわたって自坊で子ども会活動や坐禅・法話会、人生相談等に取り組み、教誨師としても活躍。引きこもりなどの問題を抱える中高生を寺で預かって生活指導し、成果を挙げてきたことなどが高く評価された。

熊谷住職は寺で一泊修養会などを開き児童教化を実践。また「人形劇団かちがらす」を結成し、お釈迦様のジャータカ物語などを題材とした創作作品を小学校等で公演、高校生による人形劇の指導にも尽力するなど、人形劇を媒介とした児童教化活動が今回の受賞につながった。

野坂住職は昭和五十八年に大多喜南無道場を開設。春・夏の「山寺留学」という行事を通じ、青少年に対する仏教情操教育を進めてきた。この活動の一環で、不登校児童を寺で預かり、寺での生活を通じ悩みの解決に導く活動にも力を入れてきた。熊谷住職と野坂住職は、第三十回正力松太郎賞奨励賞を受賞している。

「青年奨励賞」は今後の一層の活動が期待される四十歳以下の個人もしくは個人が運営する団体を対象として、新たに設けられたもの。

光明寺仏教青年会は二十代の僧侶や寺に集う若者が、都心の寺の境内を憩いの場として公開する「神谷町オープンテラス」の実施や引きこもり青少年に対する支援など社会活動に取り組んでいる。地域性を生かした先駆的なアイデアと将来性が評価され受賞に至った。

授賞式は、五月十五日午後三時半から東京都港区芝公園の東京プリンスホテルで行なわれる。


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このページの最終更新日 2008年04月24日