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全日本仏教青年会・南都二六会・全国曹洞宗青年会が、毎年四月二十六日の「青年仏教徒の日」に営んでいる「仏法興隆花まつり千僧法要」が今年二十周年を迎え、これを記念する法要が同日、奈良市の華厳宗大本山東大寺で厳修された。法要後、チベット騒乱の「平和的な解決を希求」するとした声明「日本の青年仏教徒の願い」が三者の連名で発表された。
声明は三月のチベット騒乱などを受け、急きょ発表が決まった。東大寺境内アショカピラー前で全日仏青の五條良知理事長が声明を読み上げ、暴力の犠牲となった人々の慰霊と中国・チベット双方の平安のために青年僧らが祈りを捧げた。
声明では、この日に長野でオリンピックの聖火リレーが催されたことに触れながら、オリンピックの「開催国である中国でのチベット騒乱と、それによって犠牲者が出たこと」への深い悲しみを表明。「チベットの仏教徒が置かれている深刻な状況」に「同じ仏教徒として深く傷つき、一日も早い、平和的な解決を希求する」としている。
その上でオリンピック開催のためには、オリンピック憲章を順守し「それぞれの国や個人が互いの歴史や文化を認め合うべき」と、開催国の責任に言及。全国の青年僧・仏教徒に平和と世界人民の平安への祈りを呼びかけながら「この祈りを通じ、全ての人々に平和と寛容の心が広がり、各地での騒乱や対立が暴力ではなく、人々の『良心』で解決されること」を強く求めている。
「仏法興隆花まつり千僧法要二十周年記念法要」は各会の青年僧ら約百二十人が出仕し、東大寺大仏殿で大般若経転読により営まれた。
全国曹洞宗青年会の芳村元悟会長が導師を勤め、南都二六会の橋本純信会長が「人権の抑圧、信教の自由の束縛は許されない。世界・当事者に民族共生の理念を意思表示することが必要」と慶讃文を奉読した。