中外ウェブ 自費出版 <<ホーム>>
spacer.gif

曹洞宗議会の民主化求める   9議員が通告質問

2009年7月4日

曹洞宗(渕英徳宗務総長)の第百八回通常宗議会(國安格典議長)で六月二十三〜二十五日の三日間、議員九人の通告質問が行なわれた。旧多々良学園をめぐる裁判の進ちょく状況についての質問のほか、曹洞宗総合特別審議会(総特審)などの秘密会を公開し、「宗議会を民主化すべきではないか」と内局の姿勢を追及する意見も出た。

多々良裁判に関しては五十嵐靖雄(総和会、以下「総」)、金子清学(有道会、以下「有」)、高田三雄(有)の三議員が質問。特に同学園の破たん原因を宗議会議員が調査した報告書の提出命令が裁判所から出たことについて質問が相次いだ。

須川法昭総務部長は「弁護団とも相談し、総合的な見地から提出を決めた。今後の裁判への影響について現時点で説明することは難しいが、提出自体が何らかの影響を与えることはないのではないか」と回答。また和解を提案する意志の有無についても質問があり、「今はまだ機が熟していない」と答弁した。

長曽龍生議員(有)は現在非公開の総特審や各種委員会を公開し、「宗議会を民主化するべきでは」と問うた。村松延行人事部長は「秘密会にすることで活発な議論を促し、また不確定な情報が流出することを防いでいる」と答弁。これには長曽議員が「それなら公開されている本会議の意味とは何なのか。議会のあり方を抜本的に考え直す必要があるのでは」と切り返す一幕もあった。

高橋英寛議員(有)は、北朝鮮拉致問題に宗門がもっと力を入れるべきではないかと質問。千葉省三伝道部長は「宗務所で学習会を開くなどの取り組みはとてもいいと思う。しかし拉致問題の関係者の中には、北朝鮮への武力行使を主張する人もおり、この状況の中で宗門として取り組むのは難しい」と答えた。

神野哲州議員(有)は、宗門のCSR(社会的責任)体制や宗門予算と宗費の関係、また宗門内における宗務所長の位置付けなどについて問い、村松人事部長が「宗門のCSRは一般企業以上に重要な問題。そのためこのほど宗門内に広報部署を設置し、情報発信に力を入れていくことになった。ご理解をいただければ」と答弁した。


7月4日のニュース

バックナンバーに戻る | ホーム |
中外日報のホームページに記載されている記事・写真の無断転載を禁じます。
著作権は『中外日報社』に帰属します。Copyright2009,Chugainippoh
このページの最終更新日 2009年07月03日