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大本(出口紅教主)の外郭団体・人類愛善会(会長=松田行彦大本本部長、本部=京都府亀岡市)は四日、国会で審議が進む臓器移植法の改正に反対する「街頭活動」を京都、大阪、神戸市などの繁華街で一斉に行なった。出口教主をはじめ会員らが道行く人たちに「脳死は人の死ではない」などと法改正の問題点を訴えた。
臓器移植法改正案の参議院での審議入り(六月二十六日)を受け、人類愛善会では同月二十七、二十八両日、東京都内で街頭活動を実施。今月四日には京都、大阪、神戸、姫路(兵庫県)、名古屋市の繁華街で一斉に活動を展開、延べ約三百人の会員らが機関紙、ちらしを配り、脳死を一律に人の死とする同法改正案(通称A案)への反対を市民にアピールした。
大阪での街頭活動は北区の阪急百貨店前など約二十ヵ所で約百人が参加した。同百貨店前では出口教主自ら「脳死は人の死ではありません」と書かれたたすきを掛け、脳死での臓器提供を拒否する「ノン・ドナーカード」を市民らに手渡した。
大本・人類愛善会では臓器移植法の制定以降、街頭やホームページ(http://www.oomoto.or.jp/)を通じてノン・ドナーカードを約二百万枚配布している。
大阪での街頭活動には東京都大田区の主婦・中村暁美(あけみ)さんも駆けつけ、会員らと改正反対の声を上げた。
中村さんは、二歳八ヵ月で脳死状態となり一年九ヵ月間、成長を続けて亡くなった長女・有里ちゃんの看護体験から「心臓が止まり肌の色が悪くなって、初めて娘の死を受け入れられた」と脳死臓器移植の反対活動を続けている。
中村さんは「脳死の娘は生きていたという私が経験したこと、真実を皆さんに伝えたい。改正案(A案)は国民の声を反映していませんし、拙速に浅い審議で脳死は人の死と決めてしまうのは許せません。法律がどういう形に決まろうとも、脳死についての正しい情報を訴え続けていきます」と話していた。