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平成二十五年斎行の第六十二回神宮式年遷宮を記念する特別展「伊勢神宮と神々の美術」が東京・上野の東京国立博物館・平成館で開かれている。
全四章構成で、伊勢神宮の歴史と信仰を伝える第一章に展示されるのが「伊勢参詣曼荼羅」。御師たちが日本各地で伊勢神宮参詣を勧める絵解き曼荼羅で、現存は神宮徴古館本・三井文庫本・個人蔵本・パワーズコレクション本の四点のみ。それぞれ社殿や境内の様子や人物などが異なり、期間中順番に展示される。
神宮の遷宮では、御神宝もすべて造り替えられ、撤下されたものは焼却・埋納されてきた。第二章では、後に伊勢神宮から出土した鎌倉・室町期の古神宝や、福岡・沖ノ島出土の祭祀物、鎌倉・鶴岡八幡宮所蔵の装束を展示。第三章では、技術伝承のために保存されるようになった昭和四年以来調進された御神宝三十四点を展示。精巧な工芸品が集められている。
第四章は、近年注目を集めている神像彫刻。像高二メートルを超える静岡・伊豆山神社の男神立像や、神像の最古例とされる京都・松尾大社の男神坐像など十点が並ぶ。
九月六日まで。観覧料は一般千四百円、大学生千円、高校生七百円。午前九時半から午後五時(金曜は八時、土日祝日は六時)まで開館。月曜(七月二十日、八月十日除く)、七月二十一日休館。大阪歴史博物館にも巡回する。