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子どもと心が通う教育を   大谷大学教育・心理学科開設記念シンポジウム

2009年7月23日

大谷大学(木村宣彰学長、京都市北区)は十八日、教育・心理学科の新設を記念するシンポジウムを開いた。テーマは「子どもと築く豊かな関係〜未来を創るきずなの力〜」。子ども向けテレビ番組の出演で知られる俳優の高見のっぽ氏らをパネリストに迎え、どうすれば児童や園児と心を通わせることができるか、などを語り合った。

同学科は今春開設。小学校や幼稚園の教諭を目指す教育学コースと、子どもの心理を学ぶ心理学コースがある。学生数は百十人。シンポジウムは公開で開かれたが、教育学コースの授業の一環でもあった。

パネリストは高見氏、京都市教育委員会学校指導課統括首席指導主事の河村広子氏、同学科の脇中洋教授。コーディネーターは朝日新聞社の上島誠司氏。

基調講演の講師も務めた高見氏は「僕は幼少期の体験を覚えている。小さい人(=子ども)は、大きい人(=大人)と同じように人格もあるし、賢さも変わらない。大きい人は小さい人に対して、いつも本気で接してほしい」と語り、「子ども」ではなく「小さい人」という表現にもこだわった。また聴講した学生に「人は皆と一緒に生きていることを忘れず、優しい人になってほしい」と助言した。

河村氏は「人に感謝する気持や、褒められてうれしいという感情は、人とかかわらないと育たない。今は自分が悪いことをしても認めず、相手が謝っても許さない子が増えた」と子どもをめぐる現状を紹介。また「教師に適する学生とは」と問われ、「豊かな人間性を持ち、温かく、くじけない人。人は多くの失敗や挫折を味わわないと成長しない。挫折した時、周りの人と一緒にどう乗り越えてきたか。その経験が大切」と述べた。

脇中教授は「子どもに対して誠実に謝れる教師を育てたい。子どもの多様な個性や特徴を、きちんと受け止められる教師になってほしい。子どもから、なぜ勉強しなければならないのかと問われた時にどう答えるか。相手がどこまで分かっているのか、ではなく、自分が相手のことをどこまで分かっているのか、という視点を大切に」と語った。


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このページの最終更新日 2009年07月23日