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寛永十七年(一六四〇)から連綿と続く浄土真宗本願寺派(不二川公勝総長)の最高の講会である安居の開繙式が十七日、大谷光真門主の臨席のもと、京都市下京区の龍谷大学大宮学舎本館で行なわれた。安居には約百二十人の学僧が懸席して三十日までの二週間、宗学の研鑽を積むとともに、自由討議や特別講義を通して深刻な社会問題でもある「自死」の問題についての学びを深める。
開繙式は十七日午前十時半から本館講堂で行なわれ、不二川総長ら総局員、普賢晃壽勧学寮頭ら勧学、若原道昭龍谷大学学長らが参列した。
安居綜理の霊山勝海勧学の調声で参列者全員が讃佛偈で勤行後、光真門主が臨席して教辞を述べた。
「我至成仏道/名声超十方/究竟靡所聞/誓不成正覚(われ仏の道さとりえば/その名は十方にきこえなん/もし至らざるくまあらば/誓いてさとりえざらまし)」
「重誓偈」の一節に触れた同門主は「まず私が救われねばならないと味わわせていただくことでありますが、さらに広げて考えれば、私だけが救われればよいのか、私の他にも救われねばならない人がある、そのためにはどうすればよいかを合わせて考えねばならないと思います。宗乗の基本課題だけでなく、さまざまな角度からの研鑽を」と述べた。
現代社会の諸問題をテーマとした特別講義(二十二日)、特別論題に基づく自由討議(二十六日)では、昨年に続いて「自死」、特に「自死」遺族の支援(グリーフケア)の問題を取り上げる。