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丈六の弥勒如来開眼   博多・妙心寺派聖福寺

2009年8月4日

大筆を手に点眼する細川住職
大筆を手に点眼する細川住職

福岡市博多区御供所町の臨済宗妙心寺派聖福寺(細川白峰住職・専門道場師家)で七月二十日、仏殿に安置された丈六(四・八〇メートル)の弥勒如来立像の開眼法要が厳修された。同寺では、平成二十六年の栄西禅師八百年遠諱に向け、丈六の阿弥陀如来、弥勒如来、釈迦如来の三世仏の造立に取り組んでおり、平成十八年に阿弥陀如来が安置されたのに続いて、三年をかけて弥勒如来が完成し、安置された。

聖福寺は、扶桑最初禅窟と呼ばれる日本で最初に開かれた禅宗寺院で、栄西禅師が源頼朝から博多に方八町(約九百メートル四方)の土地を寄進され、建立。当時、国家と民衆の安寧を願って丈六の三世仏が仏殿に安置されていたが、戦国時代の戦火で焼失し、現在は阿弥陀仏の左手のみが残っているという。

細川住職は平成十六年に、栄西禅師の八百年遠諱の記念事業として仏殿に丈六の三世仏を再興することを発願。愛知県瀬戸市在住の彫刻家、亀谷政代司さんと、名古屋市の(有)天眞堂中央社寺工藝社の大磧勝盛社長が制作を担当し、平安時代以降、あまり仏像には用いられなくなった脱活乾漆という技法を用いている。

脱活乾漆の仏像としては、現在、福岡県太宰府市の九州国立博物館に展示されている興福寺の阿修羅像が最も有名だが、聖福寺の三世仏の各仏は乾漆の仏像では世界最大になるという。

二十日は午後三時から亀谷さんら施工関係者や寄進者など約百人で満堂となった仏殿で、細川住職の導師のもと開眼法要が営まれ、妙心寺から則竹秀南霊雲院住職も随喜した。

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このページの最終更新日 2009年08月04日