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核なき世界実現へ   ヒロシマに誓う

2009年8月11日

平和の願いを込め空に放たれる風船
平和の願いを込め空に放たれる風船

六十四年目のヒロシマ原爆忌に、宗教者はそれぞれに犠牲者を悼み、平和への願いを込めて祈りを捧げた。宗教の違いを超えて集った人々は、被爆体験を語り継ぎ、未来に平和を築こうと決意を新たにし、共に力を合わせることを誓い合った。

広島県宗教連盟(三末篤實理事長)は六日午前六時十五分から広島市中区の広島平和記念公園の原爆供養塔前で原爆死没者慰霊行事(広島戦災供養会主催)を奉仕、加盟する神道、キリスト教、仏教の諸宗教合同で、原爆死没者を慰霊、追悼し、核兵器廃絶、世界恒久平和の実現を祈願した。

慰霊行事は広島戦災供養会の矢野俊夫副会長による献水行事に始まり、神道による修祓・諄詞、カトリック・プロテスタントによる献花・祈祷・鎮魂歌、浄土宗による敬白・読経・回向文の宗教慰霊儀式が営まれた。

大津市の天台寺門宗総本山園城寺(三井寺、福家俊明長吏)で六日、原爆犠牲者慰霊・世界平和祈願法要が営まれた。法要に先立ち、原爆が投下された午前八時十五分、福家長吏はじめ僧侶や一般の参列者約百五十人が黙祷を捧げた。その後、平和へのメッセージを書いた短冊を付けた三千個の風船を空に飛ばした。

この日は目片信・大津市長も参加。同市は核兵器廃絶に向けて世界各国の都市が連携する「平和市長会議」に七月に加盟したばかり。目片市長は挨拶で、福家長吏に勧められてこの会議に加盟したことを明らかにし、「世界平和のために市民とともに歩んでいきたい」と述べた。

参列者で満堂となった観音堂での法要後、福家長吏が挨拶。この中で、アメリカのオバマ大統領が四月にプラハで核兵器廃絶に向けた演説をしたことに触れ、「それによって世界は大きく変わってきた。しかし、被爆国であるわが国がリーダーシップを取れないのは日本人として誠に残念なこと」と語った。

また、大津市が平和市長会議に加盟したことについて、「大変有意義なことで喜んでいる」と評価。「日本には戦争放棄という立派な憲法がある。それを大事に育てていかねば核廃絶もない」と締めくくった。

8月11日のニュース

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このページの最終更新日 2009年08月08日