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戦時中に日本へ強制連行された中国人殉難者の遺骨発掘六十周年に当たり八日、日中友好宗教者懇話会(持田日勇会長)と花岡平和友好基金運営委員会などの共催で「世界平和祈願・中国人俘虜殉難者慰霊法要」が東京都墨田区の日蓮宗本久寺で執り行なわれた。中国人生存者・遺族の要望で、中国の仏教僧侶による日本での慰霊法要が初めて実現。中国人殉難者遺族約七十人や関係者多数が参列し、殉難者慰霊と世界平和を祈願した。
中国仏教協会から学誠副会長を団長に慰霊法要奉行訪日代表団が来日し、持田会長の導師による日本側の法要に続き、法要を執り行なった。
太平洋戦争末期、四万人近い中国人が日本に強制連行され、昭和二十年、秋田県の花岡鉱山では飢餓や暴力に耐えかねて逃走した中国人四百人以上が殺害される花岡事件が起きた。日本全体では六千八百三十人が死亡した(外務省報告書による)。二十四年に花岡事件の殉難者の遺骨が発掘され、二十八年から三十九年まで九次にわたる遺骨送還団が日本各地の約三千柱の遺骨を中国に届けた。
持田会長は第一次遺骨送還団の中国仏教協会訪問をきっかけに、昭和三十年に前身の日中仏教交流懇談会が、さらに四十二年に同懇話会が発足した歩みと法要実現の経緯を紹介。法要後、小野塚幾澄日中友好宗教者懇話会名誉会長、崔天凱中国駐日大使館特命全権大使、学誠中国仏教協会副会長らが挨拶した。