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臨済宗南禅寺派の中村文峰管長ら一行はこのほど中国を訪問。北京の中国仏学院を訪れ、院長の一誠中国仏教協会会長らと会談した。一誠会長は中日両国禅宗は「法乳一脈」であると述べ、両国の友好交流促進の重要性を強調、中村管長も日本の仏教界への支援を要請した。
今回の訪中は昨年三月、山東省仏教協会の明哲会長(青島・湛山寺住職、中国仏教協会常任理事)ら一行が南禅寺の招待で来日したのがきっかけ。明哲会長らはこの時、南禅院の中国僧・一山一寧国師墓塔を参拝したほか、延暦寺、金剛峯寺なども参拝した。
その答礼として同年九月には後藤憲雄宗務総長、蓮沼良直教学部長が湛山寺を訪問。その折、明哲会長から、青島市に再建復興する「菩提寺」の落慶法要に中村管長を拝請したいという打診が行なわれていた。
随行したのは蓮沼教学部長と、明哲会長の来日を仲介した松崎宜晃正的院住職および侍者。九月二十五日に中国入りし、山東半島東部の煙台市にある古刹・南山禅寺で営まれた明哲会長の住持晋山式と毘盧宝殿落成法要に臨席。二十八日には菩提寺で落慶法要、明哲住職の晋山式に随喜した。
当日は中村管長とともに中国仏教協会の一誠会長、香港仏教連合会覚光長老、台湾の中国仏教会浄良会長、仏光山星雲大師や韓国曹渓宗の法山・元総務院長らも参列し、明哲長老の両寺方丈晋山を慶賀した。
さらに二十九日には、中村管長の希望で北京の法源寺・中国仏学院を訪問、授業を視察し、仏学院の教学楼で一誠会長と会談した。席上、一誠会長は栄西禅師や一山一寧国師ら日中仏教交流の先人の行履に触れ、中国仏教界の"老朋友"としての中村管長の功績をたたえ、中村管長も故・趙樸初氏との会見の思い出などを語りつつ、一誠会長に日本の仏教界に対する支援、指導を要請した。また、仏学院の向学教務長の主催で学院幹部らと座談会を行なった。