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京都市伏見区の真言宗醍醐派総本山醍醐寺(麻生文雄座主)は十五日から十七日まで、開山聖宝理源大師の千百年御遠忌大法要を厳修し、初日の開白法要「庭儀曼荼羅供」には約千五百人が金堂前に参列した。
理源大師は天長九年(八三二)、讃岐国(香川県)に生まれ、弘法大師空海の実弟・真雅のもとで出家した。奈良の東大寺や元興寺で学びながら山岳修行にも励み、貞観十六年(八七四)に醍醐寺を開創した。寛平七年(八九五)には東寺長者、同別当に就任。弘法大師の孫弟子として真言密教の興隆に尽くすとともに、修験道の開祖役行者(六三四〜七〇六)を追慕し、荒廃していた修験道を復興した。
開白法要「庭儀曼荼羅供」は、仲田順和執行長(報恩院住職)を導師に午前九時から午後二時まで、金堂で営まれた。上堂の鐘とともに仲田執行長を乗せた輿の行列が伝法学院を出発。境内を練り歩いた。当日、金堂前庭に特別に設けられた幔門で仲田執行長は輿を降り、職衆の賛頭発声後、金堂に入った。
仲田執行長は表白で、「実修実証」を掲げた理源大師の諸徳をたたえ、法流の繁栄と学林の整備を誓願。「世界文化遺産」の同寺で、開山の恩徳に報いると奉告した。
法要には松長有慶高野山真言宗総本山金剛峯寺座主ら真言宗の各派総大本山の代表も参列した。
金堂前に参列した約千五百人は、金堂の両側に設置された巨大モニターを通して法要の様子に見入っていた。
十六日の中日法要は理源大師像を祀る上醍醐の開山堂で、午前十時から中曲理趣三昧を、午後二時から女性教師僧侶が職衆を務める平座理趣三昧を厳修。十七日には護摩道場で、同派の修験道の教師が約二百人出仕する柴燈大護摩供を営み結願する。