![]() |
![]() |
<<ホーム>> |
宗教法学会(平野武理事長)の春季学会が五日、神戸市の甲南大学で開催された。洗建駒沢大学名誉教授が「宗教と公益」をテーマに報告。時代的制約を超えた宗教の人類史的貢献性を踏まえ、「いわゆる世俗における公益」が宗教の本質ではない、と指摘し、「すべての宗教に"公益的"であることを強要する風潮」に警鐘を鳴らした。また、櫻井圀郎東京基督教大学教授は宗教法人を包括・被包括に二分する現行宗教法人法の規定は宗教団体の実態に合わない、と論じ、同法改正私案を提案した。
浄土真宗本願寺派の最高法規「宗法」の改正の基本方針は宗派と本山本願寺の独自性を明確にする"宗本分離"と、「簡素、純良にして安定した実行力ある」宗派宗務の執行体制を確立するための総局、そして宗会のあり方の見直しだ。宗門基本法規制定調査会が総局に提出した答申書は、宗会を代議員会(代議員は選挙で選出)に改変するとともに、これまで宗会の専権事項であった予算案など重要事項の議決権を、総局と代議員会の代表、有識者からなる常務委員会に移行する改革案を打ち出した。
仏教伝道協会(沼田智秀会長)は二日から四日まで、二泊三日の日程で第四十回「実践布教研究会」を、奈良市西ノ京町の法相宗大本山薬師寺で開いた。伝統仏教から新宗教まで、超宗派の住職や寺族ら定員を上回る六十九人が参加し、講話や分科会討議などを実施。情報化社会や少子化を踏まえ、僧侶の意識改革を求める意見が相次いだ。
文化財の保護と愛護宣揚を目的とする(財)京都古文化保存協会(理事長=菅原信海天台宗妙法院門跡門主)は創立四十五周年を迎え、その記念式典を八日、京都市中京区のホテルで開いた。式典には、文化財を所有する寺社や、文化財行政の関係者など約百人が出席。京都国立博物館の佐々木丞平館長の記念講演「文化財とは?―『文化』形成に果たす文化財の役割―」があり、佐々木館長は文化財の保護継承には、教育と国の文化予算の充実が必要と語った。