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広島の被爆から六十五年目の夏。六日の「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」で、初めて国連事務総長の潘基文氏がスピーチし、「被爆者が生きている間に、核兵器の廃絶を実現するように努めよう」と世界に向けて発信した。また原爆を投下した米国を代表してジョン・ルース駐日大使が式典に初参列し、核保有国の英仏を含む七十四ヵ国の代表が参列するなど、国内外から注目を集めた式典になった。

国際連合(本部=米国ニューヨーク市)の潘基文事務総長は五日、被爆地の長崎市を訪問し、長崎原爆資料館の見学や爆心地公園を訪問するとともに、五月に国連本部で開催されたNPT(核拡散防止条約)再検討会議の会期中に、見三明カトリック長崎大司教区大司教と共に訪米し、参加者に向けて核廃絶を訴えた被爆マリア像の安置されるカトリックの浦上天主堂に参拝して、マリア像との再会を果たした。
六十五年目の広島原爆忌を迎え、広島県宗教連盟(理事長=田中明宏浄土真宗本願寺派広島別院輪番)は六日午前六時十五分から、広島市中区の広島平和記念公園の原爆供養塔前で原爆死没者慰霊行事(広島戦災供養会主催)を奉仕し、加盟する神道、キリスト教、仏教の諸宗教合同で、原爆死没者を慰霊、追悼し、核兵器廃絶、世界恒久平和の実現を祈願した。
被爆六十五年目の長崎原爆忌を前に、長崎県宗教者懇話会(会長=野下千年カトリック中町教会主任司祭)が主催する第三十八回原爆殉難者慰霊祭が、八日夕方から長崎市松山町の爆心地公園を会場に執り行なわれた。加盟する長崎県内の諸宗教者に加え、各地から参集した宗教者が合同で慰霊祭を営み、原爆殉難者を慰霊、追悼し、核兵器廃絶と世界恒久平和実現を祈った。