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| 時感断想 − 第47回 |
1、 病中は六道修行 羞恥心捨てて流転せよ |
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私は今、病中に在ります。別に珍しいことではなく、生まれた者は必ず経なければならない道であります。これからは「死」に向かって歩むことになりますが、これはなるべく先のことにしてほしいと願っています。 近年、いろんな病気を体験してきました。胃癌(がん)・甲状腺癌・腸閉塞症・前立腺肥大症で、この四つは手術をしました。外にリウマチ・慢性気管支炎・狭心病などを抱えています。夜は酸素吸入をして寝ているようなことです。 大きな手術の最初は平成六年の胃癌でした。その術後、入院中の病院で手帳に書きつけた語句があります。 病中は只是れ六道修行 ひたすら病犬猫の態にて六道流転せよ 流転窮りて断滅せん 病気を修行としてとらえなさいというのです。そして、病気になった犬や猫の態で、一切の羞恥(しゅうち)心を捨てて、六道流転しなさい。流転窮(きわま)った時、余分な執着や迷いは断滅するであろうということです。 六道とは言うまでもなく地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天であります。入院していると、羞恥心を捨てなければ堪えられない場合があります。犬や猫には羞恥心がありません。それも病気になった犬猫の如くあれというのです。 医師や看護師の言うがまま、されるがままに打ちまかせ、心中で六道流転しなさい。流転に流転を重ねて流転窮った時、執着や迷いは断滅するであろう、ということであります。 |
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このページの最終更新日
2008年09月09日