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議論深めて求心力を

真宗木辺派宗務長 瓜生道修さん(78)

2017年7月5日付 中外日報(ひと)

瓜生道修さん

5月24日の宗派総会を経て6月1日に就任。2023、24年の親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年法要に向けた宗派の振興計画の立案に取り組む。

当面の課題は、数年内に修行される予定の木邊顕麿新門(37)の門主継承式・伝灯奉告法要と、宗派の教線拡大で大きな功績を残した孝慈・先々代門主(1881~1969)の五十回忌。「まず両法要を成功させ、御誕生850年・立教開宗800年法要に向けた勢いをつけたい」

11年の「真宗木辺派」の包括法人設定など宗制改正や、昨年の宗費の増額改定など、宗門は改革のただ中にある。改革をめぐる議論で全国の役職者が意見を交わす機会が増えたことを前向きに考えている。

「特に末寺の世代交代が進んでおり、若い人がついてきやすい体制を整えたい。いい意味でのくだけたつながりを大切にして議論を深め、宗派や本山錦織寺(滋賀県野洲市)の求心力を高めることができれば」と願う。

福岡県の在家出身で、「道修」の名は孝慈先々代門主の命名による法名。同門主が九州での開教中、篤信の真宗門徒だった父が我が子のために法名の授与を請うた。

その後、福岡県嘉麻市・龍泉寺出身の夫人との結婚を機に得度したが、「結婚相手がたまたま木辺派寺院の出身だったというご縁。命名の経緯を知らない義父の先代住職から違う法名を付けられそうになった。実は義父は孝慈門主の九州開教に随行した経験があり、お互いに驚いた」と振り返る。「本当に縁とは不思議なもの。それも大切にして宗務に励みたい」とほほ笑む。

(池田圭)