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個性あふれる学園に

立正大学学園理事長 望月兼雄さん(61)

2018年5月11日付 中外日報(ひと)

望月兼雄さん

日蓮宗の僧侶養成機関であり、8学部15学科に約1万人の学生が学ぶ立正大の経営責任者に就任した。2022年には創立150周年を迎えるが、そのさらに先を見据えて個性あふれる学園にしたいと望む。

学園との縁は非常に深い。中学、高校、大学と通学しただけでなく、曾祖父の日謙氏は立正大第9代学長、祖父の日雄氏は常務理事。文学部教授で学園常務理事も務めた父の一靖氏は、財政の再建に奔走した。小学生の時、父に大学に連れてきてもらい、学生たちに抱っこされた記憶が今も懐かしくよみがえる。自坊・善性寺(東京都荒川区)には、住み込みの学生が常に何人かおり、第16代学長の石橋湛山・元首相の墓所もある。

立正大に包まれるようにして育ったが、卒業後約40年ぶりの母校の印象は「無色透明」。学生はもっと元気に好きなことをすればいいと思う。そして各学部学科の特色を引き出したいと感じる。そのためには何より「学部長や教職員とじっくり話す」ことが大切という。

日蓮宗東京都北部宗務所長、総本山身延山久遠寺の財務部長などを歴任する中で、「いいところを見つけて褒めれば、若い人は伸びる。職員がうまく働ける環境をつくることが管理職の仕事」と痛感した。

大学では創立150周年記念事業が始まったところ。古河良晧・前理事長が固めた、新学部設置、新校舎の建設、石橋湛山記念館開設などの計画を着実に進めながら、日蓮聖人の「立正精神」に基づく総合大学の特色を浮かび上がらせていくつもりだ。

(有吉英治)