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山門での一礼が基本

真宗高田派宗務総長に就任した 増田修誠さん(71)

2018年7月13日付 中外日報(ひと)

増田修誠さん

宗議会議員を4期16年間務め、今年3月までの4年間は議長だった。人当たりの柔らかさと、皆をまとめる求心力には定評がある。宗政のかじ取りでは「今まで歩んできたものを大切に守りながら、皆さんの声を聞いて工夫する形を取っていきたい」と言う。

自坊は北海道上富良野町の専誠寺。明治、大正時代に津市から移住した「三重団体」が開拓した町で、同寺は開拓団の手で建立された。檀信徒の多くは今も先祖の苦労を語る。だからというわけではないが、本山と地方との結び付きを大切にする思いは強い。

立候補の表明では「将来を担う後継者の育成」を重要課題とした。選挙活動中に有権者から「若院(若手僧侶)が頑張れる明るいお寺になってほしいし、それに精力を傾けてほしい」と何度も言われた。また中・長期の展望を立て、財政を見直す必要があるとも指摘する。「お念仏の相続を一人でも多くの方々、特に次代を担う方々と共有したい」が願いだ。

自坊では認定こども園、保育園を運営し、全日本私立幼稚園連合会理事・総務副委員長を務めた。宗務総長の在任中は自坊を光義副住職に任せ、本山の近くに転居する。園児たちの「園長先生ーっ」の声が聞けないのがつらいという。

宗務総長に初当選し、「率直に言って大変だなという思いだが、総務や宗務院の皆さんと一緒にしっかり頑張っていきたい」と力を込める。本山に隣接する高田中高の生徒が登校時に山門で一礼する姿を見ながら「我々も職員もこの一礼が基本。誰からも来て良かったと思われる本山にしたい」。

(萩原典吉)