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ソチ冬季五輪銅メダリスト 平岡卓さん(18)

2014年4月23日付 中外日報(ほっとインタビュー)

仏の力ちょっと感じる

ソチ冬季五輪スノーボード・ハーフパイプで、表彰台に上った。

快挙を成し遂げた18歳は、いつも自然体で力みがない。だが、クールな若者を支えているのは、亡くなった祖父への「感謝」の念だ。

(丹治隆宏)

平岡 卓さん

奈良県生まれ。小学1年生からスノーボードを始め、12歳でプロに。現在「フッド」に所属。

2012~13年シーズンは、世界選手権で準優勝、ソチW杯で初優勝。昨年8月のW杯初戦で2位、12月に行われたW杯コッパーマウンテン大会で5位に入賞して、派遣基準を突破。日本代表の座を射止めた。

幼いころから始めたスノーボードで才能を発揮し、2010年、11年とジュニア世界選手権連覇を果たした。ソチでは、予選で前回のバンクーバー五輪の覇者ショーン・ホワイト選手(アメリカ)に次ぐ、2組2位で通過。決勝では1回目の失敗をものともせず、2回目で冷静な滑りで完成度の高い技を決めた。メダリストになった感想は?

平岡オリンピック前は、いろんな人から「頑張れ」と言ってもらったことが支えでした。本番では特に緊張はせず、「結果は気にしなくていい。楽しんでいこう」と思いました。メダルが取れた時は、うれしかった。その後、自分的には何も変わったことはないのですが、周りの変わりようがすごかったです。

この春に立命館大スポーツ健康科学部に進学。大学生としての新生活が始まる。競技者として目指すものは。

平岡スノーボードを頑張りたい。大学に入って環境も変わるので、どういう感じになるか分からないけど、楽しみです。ずっと今回のオリンピックを目指して頑張ってきたので、今の目標はなくて、これから考えたい。

競技の始まりや、高くジャンプするときは、何を考えるのか。祈ったり、願ったりすることは。

平岡その時にもよりますが、あんまり緊張しません。調子が悪いときは、何というかお祈りというか、そういうことを考えたりすることもあります。

10年ほど前に亡くなった祖父・善十郎さんによく手を合わせると聞いているが。

平岡おじいちゃんは体育が専門の小学校教諭でした。運動会には必ず来てくれました。「ソチ五輪にも来てくれたら」と家族で話していました。

3年間学んだ上宮高(大阪市天王寺区)は浄土宗の宗門校で、法然上人を校祖とし、授業に宗教の時間があるなど、学校生活では仏教に触れる機会が多かった。日常生活や競技中に仏を感じたことは。

平岡結構感謝の気持ちを大切にしています。遠征とか行く前に仏壇でおじいちゃんにお祈りしてから行くので、あんまりケガとかしないのも、なんか守ってくれているのかなあ、仏の力というか、そういうのをちょっと感じたりするときがあります。

授業などで親しんだ仏教の教えから得たものは。

平岡それが教えなのかは分かりませんが、神仏や先祖に感謝する気持ちだと思います。