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教師修練道場を研修会館へ移転 浄土宗方針

2017年7月4日 17時45分

浄土宗の教学局は、6月26日に開かれた教育・教化法制委員会で、開設以来初の休止状態になっている浄土宗教師修練道場について、道場を大本山金戒光明寺山内(京都市左京区)から総本山知恩院山内(同市東山区)の浄土宗教化研修会館に移転する方針を示した。関連規程の改正案は、9月の定期宗議会に提出される見込みで、来年度を目標に道場を再開する。

道場は1974年に大津市の新知恩院内に開かれ、80年に金戒光明寺内の佛教大黒谷学寮に移転した。86年からは金戒光明寺が建設した建物が道場となり、ここで道場生が居住している。入行できるのは浄土宗教師資格取得者で、1年間全寮制で生活する。宗派予算に毎年度約2千万円の運営費が計上されている。

定員は10人程度。これまで315人が修了したが、近年は入行希望者が減少。2017年度は2人が応募し、そのうち1人が辞退。「道場運営に必要な入行者数を確保できない」として、休止が決定した。

教学局によると、現状では女性教師を受け入れる環境がないため、入行の申し出があっても断らざるを得ない▽ほぼ24時間体制で道場生と寝食を共にする指導員の安定的な確保が困難になった▽道場生が生活してきた建物が老朽化し、耐震性にも懸念がある――などの課題があった。

26日の委員会で示された案では、男女共に入行できるようにし、定員を20人にする▽教化研修会館の一部を改装、自炊のための設備を設けて道場として活用する▽道場生は知恩院で作務などを行い、御忌大会をはじめ行事にも参加する▽指導員は3~5人程度で、住み込みではなくシフト制にする。(詳細は2017年6月30日号をご覧ください。中外日報購読申し込み