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梅村正昭、昌寛氏を除名 高野山真言宗

2017年7月7日 17時19分

高野山真言宗は、住職罷免後も寺院明け渡しの宗命に従わず寺を占拠し、寺有財産売却で得た巨額の資金を不法に流出させたとして、名古屋市昭和区・興正寺の梅村正昭・前住職(69)と昌寛・元副住職(36)を4日付で除名の懲戒処分にした。除名は僧籍を剥奪する処分で、6段階の懲戒で最も重い。

正昭氏は2012年3月、寺有地6万6千平方メートルを賃借していた中京大に138億円で売却したが、管長の承認がないなど宗規違反で14年1月に罷免処分となった。

同年9月に添田隆昭宗務総長が特任住職に就いた後も寺の実効支配を続け、昨年には138億円の大半が外部の法人等に流出していたことが明らかになった。

現在、宗団側と正昭氏の間で代表役員の地位確認や寺院明け渡しを求める民事裁判が係争中。また、宗団側は昨年9月、名古屋地検に背任と業務上横領容疑で正昭氏らに対する告訴状を提出している。

6月29日に審査委員会が開かれ、宗憲等を無視し一宗の治安を妨害する者、故意に宗命に従わない者を除名以下に処するとした懲戒規程第4条に基づき、正昭氏の除名を決めた。子息で既に副住職を取り消されていた昌寛氏も同様とした。2人は委員会への出席を求められていたが欠席した。(詳細は2017年7月7日号をご覧ください。中外日報購読申し込み