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経典の差別語に「心痛む」 本願寺に要望

2017年9月11日 17時33分

一般財団法人同和教育振興会(理事長=石上智康・浄土真宗本願寺派総長)の中央研修会が6日、京都市下京区の本願寺同朋センターで開かれ、約80人が参加した。部落解放同盟広島県連合会の小森龍邦顧問、大阪市立大大学院創造都市研究科の阿久澤麻理子教授が講演。小森氏は浄土三部経の「観無量寿経」(観経)に出てくる「是栴陀羅(せんだら)」を問題視し、人間の平等を説いた親鸞聖人の遺弟である本願寺教団に、問題解決に向けての取り組みを進めるよう強く要望した。

「栴陀羅」はインドの被差別民を意味する言葉。被差別部落出身の人たちの墓石には「栴陀羅男」などの差別法名が刻まれているものもある。

小森氏は「被差別部落の人たちは『栴陀羅』の意味も知らないままに法事で『観経』が唱えられるのをありがたく聴き、差別法名が刻まれた墓石に手を合わせてきた。これほど情けないことはない。私は心が痛む」と述べた。

そして、御同朋・御同行として全ての人が分け隔てなく阿弥陀如来の本願により救われると説いた親鸞聖人の心を体し、この「栴陀羅」の問題の解決に努めてほしいと強く要望した。(詳細は2017年9月8日号をご覧ください。中外日報購読申し込み