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唐招提寺、南山袈裟を復元し中国へ

2017年9月13日 16時40分

「伝教大師をはじめ各宗の祖師も南山袈裟を使ったことは画像から分かる」と話す西山長老
「伝教大師をはじめ各宗の祖師も南山袈裟を使ったことは画像から分かる」と話す西山長老

奈良市の律宗総本山唐招提寺は、中国律宗開祖の南山大師道宣律師(596~667)の1350年遠忌を記念して南山律に基づく袈裟20領を作製し、西山明彦長老が12日に訪中して鑑真和上が住した中国・揚州の大明寺に奉納した。今後、計200領を贈る。

奈良時代、長屋王が遣唐使を通じて唐僧に自作の漢詩を記した袈裟千領を贈ったという故事があり、数十年後、鑑真和上が引き止める弟子たちを前に来日を決断したのは、この故事を知っていたからだと伝わる。

一方、日中の仏教界では従来、南山律に基づく袈裟が一般的だったが、近世末に真言宗で有部律の運動が起こると南山袈裟が廃れ、中国でも文化大革命などで途絶えた。

南山袈裟の特徴は金属製の環があること。正倉院の七条袈裟や唐招提寺中興覚盛和上の袈裟を基に復元。故事に倣い、「山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁」の漢詩も刺繍した。(詳細は2017年9月13日号をご覧ください。中外日報購読申し込み