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最古の来迎観音像か 宇治・平等院

2017年10月10日 18時37分

「仏像の足先の彫りが窮屈になっている」と説明する木下成通技師
「仏像の足先の彫りが窮屈になっている」と説明する木下成通技師

京都府宇治市の平等院(神居文彰住職)は、このほど修復した聖観音菩薩立像が同院創建の平安後期の作で、立ち姿の来迎像としては日本最古の可能性もある極めて珍しい像と分かったと発表した。

像は、塔頭浄土院(浄土宗)に伝来するヒノキの割矧造り(高さは台座含め約146センチ)。平等院観音堂の本尊十一面観音立像の御前立仏として2001年から14年まで安置されていたが、15年から美術院で調査修理が行われた。

その結果、像は11世紀後半から12世紀前半に制作された定朝様式で、鳳凰堂創建時期に近いと推定。後に頭部と右肩先、左肘先が欠落し、江戸時代に補修されたが、修復部分を取り除いたところ、当初の姿は全身を前に傾け、蓮華座ではなく雲座に乗った来迎形式の観音菩薩だった可能性が高いことが分かった。(詳細は2017年10月11日号をご覧ください。中外日報購読申し込み