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避難所となった当時を振り返りながら講話する本川住職
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苦縁―東日本大震災 寄り添う宗教者たち
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災害時の発達障害児者受け入れ手引書を発刊へ

2017年10月30日 16時49分

世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会の女性部会は、発達障害児ら災害時に特別な配慮を必要とする人を宗教施設で受け入れるためのマニュアル『災害時に備えて 発達障がい児者受け入れのてびき』の作成を進めている。イラストを多用した親しみやすい内容にして各教団に活用を呼び掛ける考えだ。

作成のきっかけは東日本大震災だった。女性部会は宮城県気仙沼市で発達障害のある子の母親らと交流。障害児・者が避難所で集団生活を送る大変さなど困難が多いことを知った。避難所に行くことを諦める家族も多かったという。

寺社、教会などの宗教施設が災害時の指定避難所になるケースは近年増えている。指定はなくても過去の震災時には多くの住民が宗教施設に自主避難した。

高齢者、障害者、乳幼児ら「要配慮者」の特性や対応の注意点を知っているだけでも避難所の住環境は大きく改善される。女性部会は各教団の施設に要配慮者への支援と事前の準備を促そうと2014年に「てびき」の作成を決定。新たに設けたアドボカシー委員会のメンバー9人で準備を進めてきた。

内容は要配慮者のうち外見で障害の有無が分かりにくい発達障害児・者に焦点を当てる。要配慮者を受け入れる事前の準備や誰もが安心できる避難所の工夫、発達障害児・者のケアなどが盛り込まれる予定だ。(詳細は2017年10月25日号をご覧ください。中外日報購読申し込み