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町の復興祈る住職 倉敷・真備の豪雨被災寺

2018年7月12日 18時09分

壁が流され何もかもが失われた本堂だが、本尊は残った(曹洞宗源福寺)
壁が流され何もかもが失われた本堂だが、本尊は残った(曹洞宗源福寺)

西日本豪雨で小田川が氾濫し、4600棟以上が浸水して死者49人、安否不明者13人(11日現在)という甚大な被害に見舞われた岡山県倉敷市真備町。11日には町全体を覆っていた泥水が引き、30度を超える暑さの中、住民らは自宅の泥出しや清掃に追われた。水にぬれ、泥にまみれた家具など災害ごみが道路脇にあふれ、「この町はこれからどうなるのだろう」と70代の男性は顔を曇らせた。本堂など境内の堂宇のほとんどが浸水被害を受けた寺院住職は「町の復興がなければお寺の復興もありません」と、そんな人々の不安に寄り添おうとしている。

幹線道路の国道486号沿い川辺地区にある曹洞宗源福寺は、小田川からは1キロ余りしか離れておらず、7日未明から8日にかけて氾濫した泥水が次々と押し寄せ、本堂や庫裡など境内のほとんどの建物が3メートル以上も浸水した。

11日午後、同寺では小谷典尚住職(34)と母の京子さん(59)、そして岡山県曹洞宗青年会の青砥優璋会長(44)ら14人の会員などが、庫裡から水にぬれてずっしりと重くなった畳などを数人がかりで汗と泥にまみれながら運び出していた。

天井近くまで水に漬かった本堂は、本尊の聖観音像など数体の仏像を残し、仏具や畳、襖など全ての物が搬出されていた。本尊も流されて損壊したが、修復して内陣の厨子に安置したという。(詳細は2018年7月13日号をご覧ください。中外日報購読申し込み