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いのち寄り添う ― 大震災 苦の現場から

つながり、そして明日へ 3(2/3ページ)

2012年12月4日付 中外日報

本部、天理の「おやさと」を含め全国に6千人余りの隊員がおり、装備は大型給水車、トラック、パワーショベルなど重機も用意している。各隊が日常的に実際の土木作業などで訓練を積んでおり、災害時には全て自前の装備で駆け付け、宿営地で食事・宿泊も自給することで知られる。

今回の震災では3月11日当日の午後3時すぎから動き出した。翌日には現地に先遣隊を派遣して状況を調査。北海道から九州まで全国の教区隊が岩手、宮城、福島の各被災地を分担して計7カ所の宿営地と各教会を拠点に活動した。出動は地元自治体と調整しており、要請も多かった。

田中本部長は「宿営地も行政から提供していただいたのは、長年の実績の裏付けがあったから」。福島では放射線対策に空調完備の簡易住宅を初めて設営、重機ははるばる九州隊が持ち込んだ。

九州隊は「仕事をさせてもらったのは神様のおかげ」と感激したという。本部長は「人間が親神様に作られた目的は陽気ぐらしをするため。災難は試練であり、そこで人助けするのは、心のほこりを払うことなのです」と重ねて強調した。

本部長自身、現地に入って活動を指揮した際に、人々が「助け」によって心から喜んでくれたのに接し、「こういうことだと、雲が晴れるように神様が見える思いでした」と言う。

そんな災救隊の活動は2年目に入っても東北各地でなお続けられる。定期的な「訓練」も実際は支援活動そのもの。今年8月には、宮城教区隊が東松島市の赤井南小で3日にわたり、グラウンドなどの整備作業をした。