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「いきいき講」で心身健やか

愛知県飛島村 天台宗善光寺

2017年2月15日付 中外日報(キラリ ― 頑張る寺社・宗教者)

岡村さんの指導で体操に取り組む参加者ら
岡村さんの指導で体操に取り組む参加者ら

愛知県飛島村の天台宗善光寺は、「いきいき講」と題する健康づくりの集いを10年前から続けている。心と体をリフレッシュできると参加者に好評だ。

講座は高齢社会を迎え、檀信徒や地元の人たちに元気で生き生きとした人生を送ってほしいと、堺市東区のNPO「ありがとう」の協力の下、佐々木盛章住職(77)、淳章副住職(49)が地域貢献の一環として始めた。

法人理事で健康運動指導士の岡村聖子さんが指導する体ほぐしの体操と、淳章氏による『論語』解説の2本立て。年に5回開かれ、毎回20人前後が参加する。

淳章氏は「体の部分は岡村先生の体操で、心の部分は論語。心身共に健やかであって、初めて人間は健康な日々を過ごせる。参加された方には一つでも二つでも覚えてもらって、生活に取り入れてくださいねと言っています」と語る。

岡村さんは季節や参加者の心身の状態に合わせたプログラムを毎回準備する。

1年の最後となる昨年11月の講座では、血行を良くして冬場に冷えた体を温めるリンパマッサージ体操と、自然治癒力を高めるヨガ体操を指導。参加者は岡村さんの軽妙な語りに笑い声を上げながら、和気あいあいと体を動かしていた。

講座のスタート時から参加しているという同県弥富市の女性(82)は「最初の参加者は10人くらいでした。私も休んだことはありますが、ずっと元気にやってこられました。来年もお世話になります」と話していた。

4月からは善光寺が運営するこども園でも岡村さんの体操を取り入れる予定だ。「今の子供たちはゲームなどをして外で遊ぶことが少なく、体力など体の基礎機能が低下している。遊びの要素を取り入れた運動や体操を導入したい」と淳章氏は話す。盛章住職は「10年続いて継続は力なりと感じる。これからも人の集うお寺にしていきたい」と力を込めた。

(飯川道弘)