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広がる「フードバンク」運動 生活困窮者に食べ物を(4/4ページ)

2017年1月18日付 中外日報(深層ワイド)

提供者と受益者対等性を強調 マクジルトンCEO

マクジルトン・チャールズCEO

2002年設立の2HJは、児童養護・母子支援・障害者支援等の福祉施設や生活困窮者などに食品の提供を行ってきた。

創立者のマクジルトン・チャールズCEO(53)は元米軍人で日本にも駐留。神父志願で除隊後、上智大留学時に修道院に下宿し、山谷の路上生活者の支援に携わった。自らも隅田川沿いでの路上生活を15カ月にわたり体験。「渡す側に援助しているという意識があると自然と感謝を求め、知らず知らずに相手に生活改善を求める意識が生まれる」と気付かされた。

2HJでは食品を提供する側と受益者の対等性を強調する。企業から食料を集める際も営業はしない。15年度は総重量173万キロ(5532万円相当)の寄贈を受けた。

「人と人とのつながりの場に食べ物はつきものです。誰でも食卓を囲めば話しやすい。年末年始の団らんや結婚式などのお祝いの場に食べ物は出てきます」

その食に困る人がいれば無条件で差し出す。「子どもや高齢者、皆が満腹で布団に入ることができればうれしい。私たちの社会、どういう世界を次の世代に与えたいのか」と問い掛け、今後、さらに教会や寺院に拠点が広がることを期待する。

〔問い合わせ先〕

「セカンドハーベスト・ジャパン」事務所=電話03(5822)5371

「フードバンク板橋」事務局=電話03(6912)4591