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1、女性布教使 生活に即した話を伝える

浄土真宗本願寺派布教使 「女性布教使たちの歩み」代表●保真澄 ●=車偏に几

2017.11.10~2017.12.01

  • 1、女性布教使 生活に即した話を伝える
  • 3、聞法活動 寺院活性化へ「歩」進める
  • 2、衆生を一子のごとく 「根雪をとかす」はたらき
  • 4、法を伝える 研鑽と実践が布教使の柱

仏様の智慧を「灯明の光」であらわされる。蝋燭を作る時に一番大切なことは、蝋燭の中心に灯芯が入れられるかどうかであるという。今、真ん中といわれる意味を問うてみたい。

蝋燭の灯芯が静寂の中に燃えていることこそ、蝋燭の最も美しい相といわれる。蝋燭はあかりを灯すが故に意味がある。仏様の教えがここにあるだけで、実践活動がなければ教えがないのと同様である。私たちの生活の営みの中に仏様の智慧のお心を知らされるからこそ「仏の教え」「仏に成る教え」といえるのである。

今年は、浄土真宗本願寺派では、新たに「女性布教使たちの歩み聞法大会」が3回開催された。いずれも兵庫教区内のご寺院との共催である。長年にわたり開座してきた「常例布教」の参拝者の激少から閉座を強いられることも耳にする。私たち布教使は、与えられた法座でただご法話をするだけでよいであろうか。今後布教使たちは、寺院をはじめ仏事に関わる様々な職種の方々とも連携していかなければならない。

私たち女性布教使たちは生活の経験を通して、釈尊のみことば「経典」や、またご開山のお示しくださるお心をお伝えすることが最大の任務であると考える。生活を離れて話してもそれはどこか他人ごとのたとえ話になってしまう。

幼いいのちをそだて育む女性には、身近に語りうる特性を発揮できるのである。家庭の中にあっては妻として、母として、嫁として、寺院では坊守として、仏教婦人会等と、様々な立場でみんなと共に生活をしているのである。社会の中においても細やかな心くばりは女性の特性である。

私たち女性布教使は、女性のもっている優しさをどのように生かし話していくかが今後の課題である。悲しみや喜びの連続してやまない生活をしながら、仏様の教えてくださる道を歩むということは、尊いものを「尊いと仰ぐ」ことが身につくことである。

仏様が照らしてくださる「灯明」のぬくもりを母の慈愛のように感じられることを願って女性布教使としての独自の活動を模索している。