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第16回「涙骨賞」を募集
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第16回「涙骨賞」を募集 中外日報宗教文化講座

一人一人が居場所を

花園中高校長 溜剛さん(60)

ひと2019年4月24日 16時14分
一人一人が居場所を

「生徒の人生のひとときに、リアルタイムで立ち会えるのが教員の醍醐味です」。福田篤・前校長(77)とは前任校の開智中高(さいたま市)で共に中高一貫教育を推進した。花園では「まず福田先生がつくられたコース(中学のスーパーグローバルZENコースなど)の路線をきちんと踏襲し、より充実させていきたい」。

生徒は多感な思春期を花園で過ごしている。「この3年ないし6年を通過点と考えている子も多いが、自らの考え方と行動の基ができる時期。一人一人の子がこの学校で居場所を見つけ、卒業後にあの日々が自分の転換点だったと思ってもらえればいいと思います」

東京都出身。小学生時代からピアノを習い、プロを目指した時期もあった。早稲田大教育学部で発達心理学を専攻し、卒業後は東京家庭裁判所の調査官に採用されて就職。罪を犯した少年と面談して生い立ちや犯行理由などを教育学、心理学、社会学の見地から調査した。

29歳で開智中高(当時は埼玉第一高)に入り、教諭を15年、教頭を7年、この3月末まで校長を9年務めた。

京都には単身赴任。埼玉県新座市の自宅から徒歩で行ける距離に臨済宗妙心寺派平林寺があり、坐禅も体験してきたが、宗門関係の場に身を置くのは人生で初めて。「子どもたちが禅をきちんと理解できる教育を行わなくてはならないし、私自身が日本史を教えてきたこともあり、仏教や禅にどっぷり漬かってみたい思いもあります」

松井宗益・花園学園長の自坊・妙心寺派久光寺(島根県出雲市)の学徒。

(萩原典吉)

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