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大学の価値は研究力

京都光華女子大学長 高見茂さん(68)

ひと2019年5月15日 15時27分
大学の価値は研究力

昨年4月に副学長として京都光華女子大に着任し、4月1日付で学長に就任した。専門は教育行政や教育財政、学校経営など。「大学の価値はやはり研究力の強化」と強調し、特にその裏付けの一つとなる研究資金の確保を多元化させる必要性を指摘する。

国の財政難による教育予算の削減で、「研究費は自分で取りにいかなくてはならない。例えば、本学の健康栄養学科が京都の和菓子メーカーと健康志向のお菓子開発で協力するといった形で産学連携を強化させることが考えられる」。

そこで大切なのは国の補助金ばかりに頼らない自立の精神。同大も加盟する真宗大谷派学校連合会などで研究情報や資産運用等を共有して支え合う仕組みづくりも必要と語り、「ネットワークの時代だ」と話す。

他方、仏教系大学の強みとして「長年の評価に耐えている仏教の教え」に基づく建学の精神を挙げる。「最期まで『寄り添う』の姿勢を体現した看護学科の卒業生たちが、看護の現場で『仏教系の大学の卒業生は違う』と評価される話をよく聞く」

同大は看護師以外にも助産師や管理栄養士、社会福祉士、保育士、小学校教員など人生の様々なステージの課題に対応した幅広い人材養成を展開しているが、価値観の多様化や情報化の進展等複雑な現代の社会情勢の中でも、人間が抱える生老病死の現実を見据える一貫した姿勢に可能性を感じている。

息抜きは奈良県の自宅での畑仕事。「多忙で夏野菜の栽培だけだが、メロンやスイカなどを作っています」と笑う。

(池田圭)

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