PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
宗教文化講座
PR
中外日報宗教文化講座

一日一日一生懸命に

総本山知恩院執事長 井桁雄弘さん(84)

ひと2019年5月31日 13時51分
一日一日一生懸命に

浄土宗総本山知恩院の執事長に今年2月、就任した。どのような場でも十念の前に必ず「とらわれない心、こだわらない心、もっともっと仲良く」と唱える。仏教の根本的な考え方を実践したいというモットーからだ。

1934年、大阪市住吉区の大圓寺に生まれる。大阪は第2次世界大戦の空襲で焼け、戦後復興のさなかだった。当時の大阪市長は寺院や教会に対し、市民の憩いの場として境内を開放するよう申し入れた。大圓寺でも机やロッカーを置き、人々が寄り添う光景があった。

学生の頃から檀家回りをしていた。現在のように医療器具や薬もなく、病にかかればそのまま家で死を待ち、亡くなっていく人も多かった。「それでも家で最期を看取ってあげるのが一番自然だと思う」と話す。核家族化が進み、年を取れば施設や病院に預けられる。人と人との関係性が薄らいでいると感じる。

大阪府仏教会会長時代は他宗教との関わりも多く、宗教を超えて人権問題を話し合う機会もあった。「どの宗教も共通するのは人の幸せを願うこと。日本は互いに認め合い仲良くすることができる貴重な国だと思う」

過去には浄土宗青年会事務局長や全日本仏教会理事などを歴任。若い時はその場その場が精いっぱいで、80歳を過ぎた今になってやっと振り返ることができ、お念仏のありがたさが分かってきたという。

「知恩院執事長になるとは夢にも思っていなかった。とにかく一日一日一生懸命させていただいている。今度振り返るのは目をつぶった時です」

(奥岡沙英子)

「信じ切る」心に留めて

日蓮宗大本山池上本門寺執事長鈴木弘信さん

5月24日

「池上本門寺で修行する方々の中に入って、御給仕を再開する機会を頂いた」。4月に執事長に就任して1カ月余り。大本山運営の中心に立つ胸の内に、初心に帰って修行できる喜びがあふ…

大学の価値は研究力

京都光華女子大学長高見茂さん

5月15日

昨年4月に副学長として京都光華女子大に着任し、4月1日付で学長に就任した。専門は教育行政や教育財政、学校経営など。「大学の価値はやはり研究力の強化」と強調し、特にその裏付…

一人一人が居場所を

花園中高校長溜剛さん

4月24日

「生徒の人生のひとときに、リアルタイムで立ち会えるのが教員の醍醐味です」。福田篤・前校長(77)とは前任校の開智中高(さいたま市)で共に中高一貫教育を推進した。花園では「…

PR

川崎無差別殺傷事件 「無敵の人」の誤用を考える

社説6月14日

SNSの闇 議論し、見識の蓄積を

社説6月12日

トリックはいけない 「令和」時代の改憲論

社説6月7日
宗教文化講座
  • 中外日報購読のご案内
  • 時代を生きる 宗教を語る
  • 自費出版のご案内
  • 紙面保存版
  • エンディングへの備え― 新しい仏事 ―
  • 新規購読紹介キャンペーン
  • 中外日報お問い合わせ
中外日報社Twitter 中外日報社Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加