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當麻曼荼羅研究に尽力

京都西山短期大 加藤善朗学長(56)

ひと2020年4月15日 13時28分
當麻曼荼羅研究に尽力

1日に京都西山短期大学長に就任した。兵庫県丹波篠山市の浄土宗西山深草派善導寺に生まれる。父親が高校で物理を教えていた影響もあり、当初は仏教と異なる道に進んだ。

北海道大在学中には男声合唱を始めた。道内には教会が多く、賛美歌を通して宗教との関わりを持った。次第に「命の問題」を考えるようになり「仏教に答えを見いだすべきなのでは」と考え、佛教大に入学し直した。

在学中は藤本淨彦教授(当時)の研究室に通い、命について哲学的な問答を交わした。ゼミの指導教員だった関山和夫教授(当時)からは、民間芸能と仏教の関わりを学んだ。

学生時代は深草派総本山誓願寺に随身し、同寺近隣にある長仙院住職の吉良潤氏と共に経本を編纂するなどした。その時期、台湾の善光寺に保管されていた誓願寺の元法主・石黒観道氏による写本『曼荼羅聞書』の原稿が送られてきた。同書は鎌倉時代に顕意道教が語ったもので、原本は戦災によって失われたと伝わる。同書の打ち込み作業をする中で、當麻曼荼羅を法会の場に掲げ、人の感情に触れながら教化していく曼荼羅絵解きの魅力に引かれていった。

修士論文でも『曼荼羅聞書』を扱った。「今自分が掘り進めているところから、新たな発見が生まれるかもしれない」と総合研究大学院大に進学。博士(学術)を得て現在に至る。

「當麻曼荼羅絵解きは浄土教、日本仏教の展開を知るためにも重要。西山派の歴史には未知の部分が多い。今後、研究人口が増えて明らかになっていけば」と期待を語った。

(奥岡沙英子)

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