PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
第18回「涙骨賞」を募集
PR
中外日報宗教文化講座2021 第18回「涙骨賞」を募集

天海僧正の精神大事に

天台宗東叡山輪王寺門跡門主・寛永寺貫首 浦井正明氏(82)

ひと2020年4月28日 13時48分
天海僧正の精神大事に

天台宗東叡山輪王寺門跡門主・寛永寺貫首にこのほど就任した。「執事長を退いた後、長臈となって一度は隠居したつもりの身だが、これも巡り合わせ」と話す。

寛永寺の子院・現龍院に生まれた。東洋史の学者になった兄の影響で歴史の本に親しむうちに自然と慶応大の史学科に進んだ。大学院の途中で寺に呼び戻されたことを今でも残念に思っている。

その後、不忍池辯天堂に8年詰めた。参拝の人出の多い中、世間話や愚痴が寄せられると1時間でも2時間でも相手の気が済むまで付き合った。「悩みは人それぞれで一様ではない。解決できなくとも聞き役に徹することが大切。今から思うと大変勉強になった」と振り返る。

寛永寺は彰義隊が立てこもった上野戦争と第2次世界大戦の空襲で壊滅的な被害を受けており、史料がまとまった形では残っていない。若い頃から古本屋などで関係史料をコツコツと集め続けてきた。「細かな史料をつなぎ合わせていく中で、これまで知られてこなかったことが分かるのが歴史の楽しみ」

特に寛永寺開山・天海僧正についての研究はライフワークだ。書簡などの一次資料を通して見えてくるその姿は、「悪く言えば頑固。筋の通らないことはたとえ幕閣相手でも譲らない芯の通ったお人柄。天海僧正について分かったことは身びいきなしに書き残していきたい」と語る。

「時代とともに寺も変わらなければいけない。将軍家の菩提寺・寛永寺を庶民も自由に参ることができる寺とした天海僧正の精神を大事にしていきたい」と抱負を語る。

(佐藤慎太郎)

自ら祈る姿示し教化

真言宗智山派大本山成田山新勝寺 岸田照泰貫首

7月28日

全国から多くの檀信徒が訪れる成田山新勝寺(千葉県成田市)の中興第22世貫首に3月28日付で就任した。どんなに時代が変わっても必要とされてきた信仰の大切さを祈る姿をもって伝…

奉仕するリーダーに

時宗 神田普照・次期宗務総長

7月16日

時宗宗務総長および総本山清浄光寺(遊行寺)執事長に9月1日付で就任する。「これまでの経験の全てが役に立つ」との信念のもと、総本山の災害時の対策、時宗教学研究の充実、次世代…

一体感持ち同方向に

真宗興正派 秦直樹・宗務総長

7月14日

三井前内局の任期満了に伴い6月22日に宗務総長に就任した。2023年に予定する慶讃法要や本山興正寺御影堂の工事、本山および霊廟の有効活用基本構想策定等の課題に取り組む。「…

欲望と宗教心 仏性は自覚されて働く

社説9月22日

「テロとの戦い」の錯誤 宗教者の平和活動の意義

社説9月17日

東京五輪の光と闇 開催理念の再確認を

社説9月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加