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勧学院は宗門存立の礎

日蓮宗勧学院 庵谷行亨院長(72)

ひと2021年6月16日 11時27分
勧学院は宗門存立の礎

上田本昌・前院長の任期満了に伴い、4月に就任した。43年間勤めた立正大仏教学部を2019年に定年退職。現在も身延山大特任教授として子弟教育の現場に身を置きながら、宗門全体の教学振興と僧侶育成に取り組むことで、これまで受けた恩に報いていく。

勧学院は「宗旨の顕揚と教学の振興」を目的とする宗門機関。教学に関する事項の審議決定、研修の企画立案と指導、宗務総長の諮問への答申など、宗門がよって立つ根本を担う。また社会問題についても教学的視点から意見を発信する責任と役割を果たす。

「宗門内外の声を広くくみ上げて、その期待に応えていかなければならない。教学を基とした人材の育成は、宗門の資質向上と社会的役割の充実につながり、ひいては宗門の揺るぎない発展の原動力となる。時代を牽引する宗門の基盤に、勧学院が存在することを、広く示していきたい」

京都府京丹後市出身で、立正大進学を機に上京。大本山池上本門寺(東京都大田区)にあった池上学寮で学生生活を送った。「多くの友に恵まれ、培った友情が生涯にわたる心の支えとなっている」。卒業後、日蓮宗大檀林や宗務院が置かれたことのある同港区・承教寺に30年余り随身給仕。宗費研究生にも採用されるなど「宗門の多大な恩恵にあずかってきた」と振り返る。

大学院時代に指導を受けた故茂田井教亨教授は勧学院設置に尽力、1985年の発足に当たり初代院長に任命された。それから36年、恩師の足跡を踏襲することとなり「勧学院の充実発展は師恩報謝の一端になる」と話す。

(有吉英治)

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