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一体感持ち同方向に

真宗興正派 秦直樹・宗務総長(56)

ひと2021年7月14日 11時46分
一体感持ち同方向に

三井前内局の任期満了に伴い6月22日に宗務総長に就任した。2023年に予定する慶讃法要や本山興正寺御影堂の工事、本山および霊廟の有効活用基本構想策定等の課題に取り組む。「御門主を中心として宗派が一つになり、全員で同じ方向に進んでいけるようにかじを取りたい」と意気込みを述べた。

龍谷大在学中は本山に下宿し、法要などの手伝いもする中、職員の仕事を近くで見てきた。大学卒業後、北海道教区で教化員や庶務賛事など教区の実務を20年間勤め上げ、研修の企画運営や教務所長の下で事務の基礎を学んだ。宗会議員に就任してからは、これまでの経験を生かし教区からの目線、宗派からの目線の両方から物事を見るようにしているという。

教区の業務に励みつつ、自坊の晟徳寺(札幌市豊平区)で法務をし、祖父が戦争孤児を守るために始めた児童養護施設「常徳会」でも働き始めた。現在は理事の職務のほか、施設の中にあるカフェのマスターとしても一役買っている。カフェのスタッフは、施設を卒業した子どもたち。趣味は特にないと話すが、子どもたちと働いている時間が一番の息抜きになっているという。

「子どもたちが帰れる場所としてもカフェは存在している。スタッフたちから相談されることが多く、頼ってもらえるのがうれしい」と語った。

コロナ禍をはじめ宗内の課題は山積しているが「教区も宗会も含めて、一体感を持った空気づくりができてきているので、三井内局の意向を踏襲しつつ、議会と協議しながら課題を解決していきたい」と述べた。

(日野早紀子)

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