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宗教文化講座 翠雲堂

華厳の教え伝えたい

華厳宗大本山東大寺 橋村公英別当(65)

ひと2022年5月20日 11時38分
華厳の教え伝えたい

華厳宗管長・第224世東大寺別当に就任し、今月30日に晋山式を営む。3月の修二会満行会見で話した「一つのありがとうの向こうには多くのありがとうがある」「お松明が一つだけでも途絶えれば連なる全ての関係が失われる」の言葉には一即多・多即一の華厳の教えが垣間見える。

1956年、東大寺塔頭正観院の生まれ。大阪市立大で東洋史を専攻した。20歳前後には東大寺の仏教と釈迦の教えはつながっているのかという疑問に取り付かれた。

中央アジアの遺跡で、上座部仏教の遺構と共にあった大乗仏教の瞑想道場を見た時、気付きがあった。菩提樹の下での釈迦の瞑想から始まったのが仏教であり、その水脈は大乗仏教につながっているとの実感を得た。振り返れば東大寺の読経、声明、行道などの作法にも瞑想に通じるものがあると気付いた。形式化されたように思える儀式も命を持っているものと見えてきた。

「日本は宗派仏教というが一つ一つが釈迦につながると考えれば同じ心で集まることができる」と語る。

現代の仏教の役割について「『コロナ禍を乗り越える』『災害を乗り越える』などというが『乗り越える』との言い方でよいのだろうか」と指摘する。

「人間は死ぬ時は死んでしまう存在。ただ『これが事実だ』というだけでは人間は納得しない。身近の死が悲しいのは今までいとおしい気持ちがあったから。『乗り越える』はその感情までないがしろにしてしまっている気がする。解決ではなく、悲しみとの付き合いの仕方に力添えしたい」と語った。

(武田智彦)

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