PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
宗教文化講座
PR
中外日報宗教文化講座

「仏教マニア」の漫才師 笑い飯哲夫さん(44)

ほっとインタビュー2019年3月22日 18時41分
「仏教マニア」の漫才師 笑い飯哲夫さん わらいめし・てつおさん=1974年、奈良県桜井市生まれ。関西学院大文学部哲学科卒。2009年に『えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経』を出版。仏教をテーマにした講演も多い。NHK上方漫才コンテスト最優秀賞(04年)、M―1グランプリ優勝(10年)、上方漫才大賞(14年)。

ボケとツッコミが入れ替わる「ダブルボケ」スタイルで人気のお笑い芸人だが、仏教、特に般若心経に造詣が深いことでも知られる。小学生の時に僧侶の読経がかっこいいと感じ、『えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経』はベストセラーになった。

今もネタ作りの傍ら写経をするほどだが、あくまで自分はマニアと謙遜。「みんな一緒」が仏教の神髄で、つながっているのだからと、他人の家のトイレも掃除する。現世に生きるための仏教を淡々と実践している。

有吉英治

仏教に興味を持ったきっかけは。

哲夫 うちは月命日に毎月、お坊さんがお経上げに来てくれはるんですわ。そのお坊さんがすごく声が良くて、小学校低学年くらいから隣の部屋でこっそり聞くんが好きやったんですよ。

いっつも般若心経唱えてくれはるんやけど、ちょいちょいかっこええフレーズを言うてはるんですよ。ええ声でかっこええフレーズ。「今んとこかっこええなあ」と思いながら、けどそれを公言するのは恥ずかしいんですよ、気持ち悪がられそうで。

高校の時、倫理の授業で先生が仏教おもろいでぇ言うていろいろ教えてもろうたんですよ。死んだときのことだけとちゃうよなあ、生きてる間の哲学やなあみたいなことを。大学行ってからはいろいろ調べて、本とか読んで、やっぱりそやなあという感じがありましたね。

考え方を集めるのが好きやったんですよね。哲学チックなことですけど、名前にも哲学の哲が入ってたんで。西洋哲学はどうしてもなんか概念論というか観念論で、東洋の哲学、仏教は分かりやすいんですよね。自分の中にストレートに入ってくる。

生きるのに悩んでいた?

哲夫 そういうことはないです。ただ優しくなれたかなとは思いますね。

慈悲が生まれる理屈を追求していくと、とどのつまり「みんな一緒だよ」ということなんです。みんな一緒って考えると、人の家の便所をきれいにするイコール自分の家の便所をきれいにする、みたいになってくるんでね。

因果がいろいろつながっていくもんやから、人の家の便所きれいにしといたら、いつか自分の中の何かもきれいになってると。みんな一緒なんやってことで、慈悲が生まれる。それで人の家の便所もきれいにするようになったんです。

実際つながってますしね。僕は最初、仏教関係の仕事ってしたくなかったんですよ。でも本書く仕事を頂きまして、もうええかって…

つづきは2019年3月13日号をご覧ください

「帰って来たヨッパライ」を歌った精神科医 きたやまおさむさん

「帰って来たヨッパライ」を歌った精神科医 きたやまおさむさん

6月21日

音楽グループ「ザ・フォーク・クルセダーズ」として「帰って来たヨッパライ」でデビュー。「あの素晴しい愛をもう一度」などの作詞を手掛けた。1年のプロ活動の後に精神科医となり、…

「釈迦内柩唄」の主人公を演じ続ける女優 有馬理恵さん

「釈迦内柩唄」の主人公を演じ続ける女優 有馬理恵さん

6月7日

水上勉(1919~2004)の戯曲『釈迦内柩唄』の主演をライフワークとし、出演は約400回に及ぶ。 同作品は秋田県の釈迦内で火葬に従事する一家の物語。家業を継いだ主人公…

言語が持つ可能性に挑戦する詩人 吉増剛造さん

言語が持つ可能性に挑戦する詩人 吉増剛造さん

5月21日

1964年に第一詩集『出発』(新芸術社)を上梓して以来、常に現代詩の最前線を切り開いてきた。その活動は映像や写真の撮影、詩の朗読“パフォーマンス”など、従来の枠組みにとら…

脱現金化の陥穽 利便性だけで判断は危険

社説6月26日

茶髪の生徒ら共感 ヒロシマ語った原さん

社説6月21日

「星野君の二塁打」 「道徳」教科書の問題点

社説6月19日
宗教文化講座
  • 中外日報採用情報
  • 中外日報購読のご案内
  • 時代を生きる 宗教を語る
  • 自費出版のご案内
  • 紙面保存版
  • エンディングへの備え― 新しい仏事 ―
  • 新規購読紹介キャンペーン
  • 中外日報お問い合わせ
中外日報社Twitter 中外日報社Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加