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紛争被害者支援を行うNPOテラ・ルネッサンス創設者 鬼丸昌也さん(39)

ほっとインタビュー2019年4月19日 10時59分
紛争被害者支援を行うNPOテラ・ルネッサンス創設者 鬼丸昌也さん おにまる・まさや氏=1979年、福岡県生まれ。立命館大法学部卒。大学在学中に「全ての生命が安心して生活できる社会の実現」を目指す「テラ・ルネッサンス」を設立。2002年、日本青年会議所人間力大賞受賞。

大学在学中にカンボジアの地雷被害を知り、日本国内で現状を伝える活動を始めて2001年に現NPO法人の「テラ・ルネッサンス」を創設。現在も年間約120回講演を行っている。

世界中で起きている紛争には、先進国が多く消費するレアメタルなどの資源を巡る背景があるという。軍隊に誘拐された後、自分の母親の腕を切らされた元少年兵や、暴行を受ける女性たち。「社会課題を知り、私たちが選択を変えることで世界を変えることができる」と訴える。

奥岡沙英子

活動のきっかけは。

鬼丸 曽祖母が立正佼成会の会員で、教団が実施している「一食を捧げる運動」の拠出先のNGOを訪問するツアーに高校3年の夏、参加しました。スリランカのサルボダヤ・シュラマダーナ運動という、仏教の考え方に基づき農村開発運動をしている団体を訪問しました。村人とワークキャンプなどをする中でサルボダヤ運動創設者のアリヤラトネ博士とお会いし、「どんな人でも未来をつくる能力がある。大事なことはその能力を信じること。未来をつくることは言い換えれば変化を起こすこと。自分が変化する主体者だと自覚していれば、きっと君は何でも変えることができる」と言われたのです。

大学4年の時、知り合いのNGOの人とカンボジアに行きました。地雷除去の大変さや被害者の悲しい体験を聞いて「私は何ができるのか」と考えた時、アリヤラトネ博士の言葉を思い出しました。英語もしゃべれないし地雷を除去する技術もない。でも私にも何かできることがあるはず、地雷の問題の現状を日本の人に伝えることならできると考えたのです。帰国してすぐ、報告会や講演を行いました。その中で寄付や支援、一緒に活動をしたいという人が増え、「テラ・ルネッサンス」が立ち上がりました。

現在も積極的に講演活動をしています。

鬼丸 私だけでいうと年間120回ほど。紛争の問題で苦しむ人たちの自立支援がメーンの活動ですが、同じくらい講演にも力を入れています。講演を通じ、紛争の課題やその背景にある私たちが使っている資源の問題について提言することが大切です。

寺院や教会はどのように社会貢献活動に取り組めばいいでしょうか。

鬼丸 2004年にアフリカのウガンダで出会った元少年兵は、12歳の時に武装勢力に誘拐されました。軍隊で訓練を受け、自分が生まれ育った村を襲い、母親の腕を切らされたという経験を経て脱走し…

つづきは2019年4月10日号をご覧ください

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