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河内音頭を40年唄い続ける大阪夏の顔 河内家菊水丸さん(57)

ほっとインタビュー2020年3月12日 09時10分
河内音頭を40年唄い続ける大阪夏の顔 河内家菊水丸さん かわちや・きくすいまるさん=1963年、大阪府生まれ。9歳で父の河内家菊水に入門し、17歳でプロデビュー。伝統河内音頭継承者として、各地の盆踊りなどで音頭取りとして活躍。2008年から大阪芸術大客員教授。現在は八尾河内音頭記念館館長、奈良県葛城市・相撲館けはや座名誉館長。

今年でプロデビュー40年目を迎える伝統河内音頭継承者。盆踊りが盛んな大阪・河内地方を中心に、夏はほぼ休みなしで櫓に上り、音頭を取る。

毎年盆踊りで大勢が踊る和宗総本山四天王寺(大阪市天王寺区)の聖徳太子1400年御聖忌広報大使も務め、太子の生涯を唄った一代記を8年かけて制作するプロジェクトを進める。元号が令和に改まり、太子が説いた和の心が見直される今、「盆踊りはお年寄りから子どもまでが集まれるコミュニティーの場として注目されている」と話す。

岩本浩太郎

四天王寺とは深いご縁があるそうですね。

河内家 大阪の八尾に生まれ、八尾で育ちましたから、聖徳太子を開基とする太子堂(高野山真言宗大聖勝軍寺)も近かったですし、元々太子は身近な存在でした。高校は先輩に坂田利夫師匠がいらっしゃるという大変優秀(笑い)な此花学院高(現大阪偕星学園高、大阪市生野区)に相撲の推薦入学で入りましたが、相撲部の練習で学校のある桃谷から四天王寺までをよく走っていました。

プロデビュー後は毎月21日のお大師さんの縁日にある四天王寺の古道具市をのぞいては、河内音頭のネタになるような浪曲や講談のSPレコードを買いあさっていましたね。今では1万円を超すような代物でも、当時は1枚150円や300円といった格安価格で売っていました。

太子の1400年御聖忌に向けて僕が手掛ける太子一代記の参考とした資料も古道具市で見つけました。そんなふうに四天王寺はいつも生活の一部にある身近な場所です。元号が令和に改まりましたが、和の大切さを最初に説いたのも太子ですね。

太子一代記の進み具合はいかがですか。

河内家 太子の御誕生から御入滅までの生涯を8回に分けて制作しています。今年で7作目ですから、来年で完結です。完結した暁には四天王寺五重塔で太子の生涯をダイジェスト版でまとめた奉納音頭をさせていただきたいと思っています。

北御堂(浄土真宗本願寺派津村別院、同市中央区)の盆踊りでも毎年音頭を取っていて、いつもすごい人出と熱気ですね。

河内家 北御堂さんでは持ち時間60分で2日間やらせていただいているのですが、お客さんが60分でやめさせてくれない(笑い)。普通は唄の間にしゃべりを入れるのですが、「しゃべりはええから唄をやってくれ」と。フルタイムで唄った後、さらにアンコールが入る。普通アンコールはせいぜい10分くらいだと思うのですが…

つづきは2020年2月26日号をご覧ください

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