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精神性を重視する武道家の初代タイガーマスク 佐山 聡さん(62)

ほっとインタビュー2020年11月24日 09時46分
精神性を重視する武道家の初代タイガーマスク 佐山 聡さん さやま・さとるさん=1957年、山口県出身。17歳で新日本プロレス入門。イギリス等で活躍した後、81年にタイガーマスクとしてデビュー。99年に精神武道「掣圏真陰流」を創始し総監に就任。日蓮宗本山妙成寺や神田神社との共同活動も行っている。

「四次元プロレス」「空中殺法」。俊敏な動きと高い跳躍から繰り出される華麗な技は、プロレスファンならずとも見る人を魅了した。現在は原因不明の病に見舞われリハビリ中だが、前向きな気持ちに変化はないと言い切る。その秘訣は心を平静に保つために続けてきた精神修養だった。

有吉英治

精神性を重視するようになったきっかけは。

佐山 高校の時、アマチュアレスリングをやっていて、プレッシャーとかなくて先輩にも勝ったりしてたんです。その後、19歳でキックボクシングを始めたのですが、始めて3カ月で全米1位の選手とやってくれと言われて。勝てるわけないんですけど(笑い)。試合前は怖くて緊張してガチガチになってたんです。でもリングに上がった瞬間から、そんなの全くなくなって。結局7回ダウンを取られて判定で負けはしたんですけど、何度ダウンしても立ち向かっていけたんですね。その気持ちの差って何なんだろうって不思議だったんです。

選手を教える立場になって、練習ではものすごく強いのに本番に弱い選手っているんですよね。それって何かなってますます考えるようになって。そしたら精神的なことばっかり気になりましてね。

それから修斗という格闘技を作ったんですが、その時はまだ20代で若かったこともあり、技や理念は教えられても、戦いに臨む時の精神については教える割合が少なかったのです。選手が試合前に怖いのはなぜか。格闘技は全身を使いますから、リラックスし過ぎてもいけない。どうしたらいいのかと突き詰めていったんです。

本を読んでも、不動心とは柳のようなものだといったようなことは書いてありますが、具体的にどうすればいいかは書いてない。いろいろな分野の本を読んでいった結果、医学とか心理学の本にしか書いてなかったんですね。

どうすれば強い精神をつくれるのですか。

佐山 脳波の状態などを勉強していくうちに、不動心とはシータ波の出ている状態のことではないかと考えるようになりました。シータ波を出すには、気持ちを集中させ、さらに集中を深めて「没入」していけばいいんです。没入するといろんな雑念が取り払われ、怖いとか、負けるのではないか、といった意識もなくなって、本来の力が出せるのです。

昔の武芸者が洞窟に入って修行したという話を聞きますが、それも没入のための方法だったのでしょう。没入するために僕は催眠という方法を取っていますが、…

つづきは2020年11月11日号をご覧ください

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