雪丸令敏氏(臨済宗妙心寺派大本山妙心寺塔頭東海庵住職・前妙心僧堂師家)
おくやみ2022年1月28日 11時06分
雪丸令敏氏(臨済宗妙心寺派大本山妙心寺塔頭東海庵住職・前妙心僧堂師家) 24日死去、84歳。通夜は26日に小倉宗俊管長を導師に、諷経送は27日に遺弟代表の島田大拙・妙心僧堂師家を焼香師に、いずれも京都市右京区花園妙心寺町の東海庵で営まれた。
1937年、鹿児島県頴娃町(現南九州市)出身。大工をなりわいとしていたが、58年に大分市の萬壽寺で大井際断老師について得度。静岡の方広寺専門道場に掛搭した。61年に妙心僧堂に転錫、近藤文光師家、松山寛惠師家に参じ、嗣法した。滋賀県安土町(現近江八幡市)の摠見寺住職を経て、94年に妙心僧堂師家に就任。2019年に島田師家に譲り、妙心寺四本庵の一つ、東海庵の住職を務めていた。妙心第696世。室号は岫雲軒。