仲田順和氏(総本山醍醐寺座主、大本山三宝院門跡、真言宗醍醐派管長)
おくやみ2023年11月15日 14時23分
真言宗醍醐派総本山醍醐寺(京都市伏見区)の仲田順和座主(同派管長、同寺塔頭・大本山三宝院門跡)が10日、急性心不全のため京都市内で死去した。89歳だった。
同寺規定では座主の欠けた日から50日以内に後任を選出する決まりとなっており、近く座主推薦委員会が開かれる見通し。
仲田氏は1934年東京都生まれ。大正大大学院で梵文学を研究し、65年に同大学院文学研究科仏教学専攻博士課程を満期退学した。68年に東京都品川区の別格本山品川寺住職に就任。85年からは醍醐寺執行長(同派宗務総長)を7期25年務めた後、2010年に麻生文雄氏の座主辞任に伴い第103世座主に推戴された。座主は終身職で、同派管長、三宝院門跡を兼ねる。
密葬儀は13日に三宝院で営まれた。喪主は壁瀬宥雅・醍醐寺執行長。
本葬は12月17日に同寺金堂で午前10時から執り行う予定。