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新聞の使命 ニュースの信頼性こそ命

2020年3月6日 11時40分

若い世代の新聞離れは深刻な状況である。総務省情報通信政策研究所が2019年9月に発表した『平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書〈概要〉』を読むと、その現状が数値で把握できる。

紙の新聞を読む割合は、全世代では51%だが、10代は16%、20代は23%である。ちなみに60代は82%である。紙の新聞を無料のニュースサイトにした場合、10代は7%、20代は10%が読むにすぎない。全世代でも12%なので若い世代だけという話ではない。

一方、「Yahoo!ニュース」や「Googleニュース」などポータルサイトのニュース配信は10代で43%、20代で64%であり、若い世代も半数程度は見ていることになる。またキュレーションサービスだと全体で16%、10代は12%、20代は13%である。キュレーションサービスとは、スマートフォン所持者がよく見る「スマートニュース」などだ。

紙の新聞が読まれなくなっているだけでなく、デジタル化し無料配信しても、読む人は極めて少ない。キュレーションサービスへ記事を提供すれば、記事を読む人はその分は増える。だがそれは紙の新聞が発信した情報のほんの一部であり、かつサイト側に取捨選択の主導権を譲ることになる。

スマートニュースなどがそうであるが、スマホに提供されるニュースは全て同一というわけではない。パーソナライズがされているのである。パーソナライズとは、情報の受け手が読む記事に合わせて、配信する記事自体を選別し変えるやり方である。

紙の新聞が大きな転換期を迎えていることは明らかである。宗教専門紙とて例外ではない。ではどのような改善が可能か。一つ確かなのは、紙の新聞が積み重ねてきた最も誇るべき点は信頼性ということである。スピードは到底太刀打ちできないが、ネット情報には不確かな情報やフェイクニュースまでが満ち溢れていることに多くの人がすでに気付いている。

決まりきった宗教的主張を繰り返すことには信頼性は感じられない。誰かに忖度した記事を流し続ければ、やがて読者から見透かされる。人々が知りたがっていることが何か、こうした時代に提供すべきニュースは何か、を模索しつつ信頼性を確保すべきだ。

信頼性を感じさせる一つは、チームワークのたまものであると感じられる記事が増えることであろう。宗教を巡る記事はスピーディーであるより、確かであること、信頼性を第一に優先して構わないはずである。

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