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第18回「涙骨賞」を募集
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第18回「涙骨賞」を募集 翠雲堂

一人の選択と責任 地球の明日を生きるために

2021年10月22日 10時53分

新型コロナウイルスのパンデミックで1年延期となっていた国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が10月31日から11月12日まで、英スコットランドのグラスゴーで開かれる。地球規模で進む気候変動に取り組むため2015年に合意した「パリ協定」の目的達成に向けた行動を加速させるもので、世界的な気温上昇を産業革命以前に比べて2度以下、少なくとも1・5度に抑える努力を追求する。

会議に先立ち、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が地球温暖化の科学的根拠をまとめた作業部会の最新報告書を8月に公表した。その内容は、過去5年間の気温は1850年以降最も高く、海面水位の上昇率は1901~71年に比べて3倍近く増え、将来、温室効果ガスの排出量がどう変化したとしても、地球の気温は2040年までに1・5度上昇。継続する地球温暖化は、世界全体の降水量、乾燥現象の厳しさをさらに強める――といった深刻なものである。

「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたのは疑う余地がない」と断定した報告に対し、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は「人類への赤信号」だと発言。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんは「私たちは未来の生活環境を維持するために行動を起こす準備ができているのか」と訴えた。

世界が環境問題に目を向けるようになったのは、アメリカの生物学者レイチェル・カーソンが著書『沈黙の春』(1962年)で、農薬に使われる化学物質の危険性を告発したことに始まるといわれている。カーソンからも影響を受け、地球温暖化に関するドキュメンタリー映画「不都合な真実」などの環境啓発活動でノーベル平和賞を受賞した元米副大統領アル・ゴア氏は「今や人類は、地球環境に大きな影響を与える力を手にしている」と述べ、温室効果ガスに最も大きな鍵を握る二酸化炭素の抑制が決定的に重要だと指摘。地球の歴史上で温暖化は電光石火のスピードだと警告している。

温暖化を引き起こしているのは私たち一人一人である。だから一人一人が解決策の一端を担うことができるとゴア氏は言う。何を買うか、どれぐらいの電力を使うか、どの自動車を運転するか、そして、どう生きるか――こうした日々の具体的な行動によって、誰もが自分自身の二酸化炭素排出量を抑制することを選択できる。私たち一人一人が責任を負わない限り、地球の危機は解決できないということだ。

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