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日本仏教と西洋世界…嵩満也・吉永進一・碧海寿広編

2020年3月23日 10時48分
日本仏教と西洋世界

幕末から明治維新にかけ、西洋列強の圧力は日本の社会を大きく揺るがした。西洋化へとかじを切った日本で、仏教もまた哲学やキリスト教思想などと対峙し、自らを「宗教」化(本書「はじめに」)していった。

近代仏教は本書も指摘するように研究の蓄積が比較的薄い。清沢満之、鈴木大拙や島地黙雷らは例外的によく論じられてきたが、仏教の近代的展開をたどるには十分ではない。

本書は特に西洋との関係に注目しながら、近代の仏教者12人を取り上げる。4部構成で顔触れは次の通りである。Ⅰ「伝統と国際化」東陽円月、前田慧雲▽Ⅱ「留学と翻訳」南条文雄、高楠順次郎、木村泰賢▽Ⅲ「科学との対話」島地黙雷、原坦山、釈雲照、忽滑谷快天▽Ⅳ「普遍性と固有性」釈宗演、中西牛郎、小泉八雲

南条、高楠、島地、釈雲照、釈宗演ら近代仏教史で欠かせない名前がほとんどだが、宗門外では一般にあまり知られていない人物もいる。忽滑谷も宗門史で重要であるとはいえ、まとまった研究はほとんどないようだ。八雲(ラフカディオ・ハーン)の『怪談』を仏教文学として近代仏教史の俎上で論じるのも珍しい。近代仏教史を西洋との関係を参照しつつ「仏教再編」の過程として捉えた論文集として示唆に富む内容である。

本体価格2300円、法藏館(電話075・343・0458)刊。

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